
さをり織とは、製糸で不用にになった残糸を紡いだ織物です。
発案者のさをりさんの名前をとってさをり織と呼ばれています。その孫の達也さんが吉祥寺に工房を開かれていて、一日体験でマフラーを織りました。
きっかけは、with Triangleが参加している文化事業のひとつ、環境エコメッセンジャーの「エコをARTで表現する」という作品制作のため、さをり織にたどりつきました。
さをり織は師匠や弟子という考え方が全くありません。
誰でも楽しくできる織物でルールやしきたりはなく、好きなように自分の思うままに織ります。
どんな材料を使ってもよいし、どんな色を組み合わせたり、糸の数も自由。これが正しいとか、こうしなければならないという枠は全くありません。
織り込んでいくうちに頭の中でいろんな風景がみえてきて、楽しい音楽が聞こえ、どんどんその世界にひきこまれ、あっという間に4時間ほど過ぎてできあがり。
それぞれの個性がそのまま反映されていてとてもおもしろい。
ふたりで参加したのですが全く違う作品ができあがりました。
紺系の作品をつけて新幹線に乗っていたスタッフは、そのマフラーを見て、さをり織の工房を開いている方から声をかけられ、さらにいろんなお話が聞けました。
さをり織が手繰り寄せてくれた人と人を繋ぐ糸は、エコやアートに触れる導火線でもあり、これからもどんな風につながっていくのか楽しみです。
エコメッセンジャー展示会は横浜のクロス・パティオで3月10日まで開催中。 写真、絵本、オブジェなどがあり、今回制作した作品も展示されてます。
みなとみらい駅にお立ち寄りの際は覗いてみてください。
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by with-triangle
| 2010-03-07 10:41
| アート:art

出張先のランチタイムに森の中のレストランに連れていっていただく。
閑静な住宅街に突如あらわれた小さな森。
かわいらしい一軒家の1階がレストラン。
地元の食材を使い、その味の特性を活かした料理をいただく。
特に自家製の生ハムは素晴らしく、ディナーだったらワインが飲めたのになぁと、うらめしく思った。
窓からは庭とそれにつながる森が見える。
風もないのに橙の実がふさふさとゆれた。
リスだ!
リスが大きな橙の実を取り、ボリボリと皮を器用に向きながらむしゃむしゃと実を食べている!
お店のマダムが
「あんな高いところの実はどうせ採れないからリスに食べてもらっててるんですょ。橙は人気なんだけど、隣の木の夏みかんはひとつも持っていかないのょ。お口にあわないみたいで…」
と、穏やかにおっしゃる。
夜にはあらいぐまやハクビシンもあらわれるらしい。
美しい自然の中で共存するためのすてきなエピソードをうかがい、食事はますますおいしくなった。
その会話を聞いていたシェフが、話題にでた橙のゼリーを急遽サラダに添えてくださった。
今度は、ディナータイムにワインを飲みながら、あらいぐまとの対面を楽しみに訪れたい。(史織)
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by with-triangle
| 2010-03-04 16:42
| 日々のできごと