朗読 言魂の力
2010年 03月 21日
(写真/編集者鈴木さんと女優林英世さん)
「そして、幕が上がる」の取材でお世話になった劇団MOPのみなさまのご活躍を拝見するたびに元気をいただいてます。
人気ドラマや話題の映画を見ながらドキドキ。
先日は林英世さんの朗読を拝見しました。
坂口安吾の「桜の森の満開の下」を朗々と読み上げる英世さんは朗読というより、ひとり芝居。
なんとも不思議な世界に惹き込まれた。
山賊が女の首を絞める有様は、英世さんの首の血管が脈々と盛り上がり、目玉の黒と白の割合が大幅に変化し、私の頭の中ではチカチカとライトが点滅して、怖かった。
あっというまに時間がすぎて、その朗読の会にくるまで、誰と何をしているかわからなくなるほど全く異次元の世界へ迷い込む。
英世さんが発する言葉の重みを噛み締めながら、美しい言魂を受け取った。
読むだけでなく声に出す力の強さを楽しめる作品を作りたい。(史織)
by with-triangle
| 2010-03-21 01:08
| そして、幕があがる(演劇)