音律を持たない自由な振動が響きあうトライアングルのようなものづくりの空間へようこそ。


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劇団M.O.P無事解散

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京都はいっそう暑い。
日が暮れても熱風が体にまとわりつく。

そんな中、劇団M.O.P最後の最後の舞台が幕を閉じた。

この4年間、密着取材で大変お世話になり、私は京都に着き、文化芸術会館の前に立った時からうるうると涙腺が緩んだが
劇団のみなさんはいたって普通。

本番前の楽器演奏の音合わせもいつもと何も変わらなかった。

同志社大学の第3劇場から始まり、26年間の集大成は発祥の地京都で終わる。

最後を見届ける観客は遠方からも駆け付け、カーテンコールでは全員で劇中に出てきた「わかれの歌」を歌った。

打ち上げではマキノ氏の 「無事解散!」という言葉で乾杯し、これでほんとうに終りなのだと実感した。

もちろん個々の活動はこれからも続く。
今後のみなさんの活躍を期待するとともに、自分もその場所にいられるようがんばらねばと気を引き締める。

ほんとうにありがとうございました。(伊藤史織)
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by with-triangle | 2010-08-30 08:11
ジェット・セッターという言葉をご存知でしょうか?
飛行機を駆り、なんの気なしに、まるで自分の庭のように世界を飛び回る人。という意味。
世界を股にかけるビジネスマンやクリエーターや旅人などにむけて、その行動力に敬意を表して
彼らをジェットセッターと呼ぶ。

ジェットセッター。
なんてカッコいいんだ。初めてその言葉を聞いたとき思った。


僕にとっての初めてのジェットセッターは、リオデジャネイロに本拠地を持つ、あるファッションデザイナーだった。
トロピカル・プラダとの異名を持つブランド、OSKLENを率いるデザイナー。オスカー・メツァヴァト。
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彼は言う。
人生はサーフィンだ。そしてチャンスには大胆でなければいけない。
たとえ話がある。
そこはインタビューをしているオフィス、リオデジャネイロだ。
友人からメールが入る。
「波がいいんだ。今からモロッコに集合しないか?」
オスカー答える。
『もちろん行くさ。』
とその足でモロッコに向かう。






来月3日、そのオスカーが来日する。
二子玉川の高島屋に、都内2店舗目となるOSKLENのshopがオープンする。
そのオープニング記念のカクテルパーティーにオスカー本人がやってくると言うのだ。


来月のスケジュールはまだ分からない。
東京に居るかも不明だ。
だが、会いたい人がそこにいる。
そんな時に、会いに行く為に軽々と空を飛び、海を渡る。
それこそがジェットセッターだ。


胸が高まる。

オスカーは言っていた。
『何の為に空を飛ぶのか。
優雅な休暇や、仕事の為ではない。
ただ、感動を求めてだ。』

彼に会えるのを、心待ちにしている。
OSKLEN HP



art coordinator K
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by with-triangle | 2010-08-24 22:48 | ファッション:fashion

花火

曇り空だった。
ワークスペースのベランダから、いつもは澄んではっきり見える夜景も、もやもやとしていたが、スタッフおよび仲間が集まった。

バーンバンバン!!!!

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こんなふうに見えるかと思っていた。
しかし、、、、、。

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火事ではありません。
雲と風のいたずらで、花火の形が揺らぐ。

強い風が、火薬のにおいを運んできて、ビールと料理と楽しい会話で夏の風情を楽しんだ。

仲間が集まった理由はもうひとつ。
Kの昇進祝い。
、、、、、だが、本人は不在、、、、。集まる口実に過ぎない?!

大きな声で聞こえるように「おめでとう~!!!!」と乾杯をする。

来年はスカッと晴れた夜空で、Kも一緒にくっきりした花火が見れ入ることを楽しみにしている。
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by with-triangle | 2010-08-20 07:40 | 日々のできごと

博士に会う

先日、仙台からMOPの最終公演を観に来てくれたT博士がいる。
(※ここでいう博士とは通称で、正しくは未来の博士です。)

staff Kによると、バッタの触角とか研究している博士だと紹介され、最近気になっていた土から這い上がってくる蝉の幼虫が地上に残す穴ぼこのことやアメリカの友人が話していた、アメリカでは5年~7年に一度くらいしか蝉の声は聞かない謎について質問しようとアレコレ考えていた。

お会いして、触角ではなく、触覚の研究であることが判明。
Kのいたずらか、それともほんとに間違えたのか定かではないが、蝉の謎を解く機会はお預けとなった。

T博士の友人が、東京にいると聞き、早速紹介していただき、取材に訪れた。
工学と医学を兼ね備えた研究は奥深い。


私はここ数年、ドキュメンタリーにかかわり、人間が生きていくうえで常に何かと闘っているように感じている。
数々のボクサーと出会い、彼らはリングの上での闘いとは別に、一人の人間として何かを表現したいという想いが根源にあり、それを表現することで欠落した何かを人に与えると同時に、自分自身もその何かを得ているように感じた。

舞台に立つ俳優も、まったく同じだ。
生きている証。存在することのすばらしさ。すべてがアートにつながっている。



今回訪れたM博士の話は、それを工学的、医学的に解明しながら、人間の機能の障害を解決していくという大変興味深いものだった。

以前、 ダイアログ・イン・ザ・ダーク を体験したとき、視覚を奪われるとこんな現象が起きるのかと、とても驚いた。
まず、距離感や空間の広さを認知する能力がなくなった。臭覚や味覚が敏感になる。
日常、当たり前のこととして兼ね備えている五感という能力に驚く。

生まれつきその能力がなかったり、何かの事情で失った場合、どのような原理で、どうすれば 人工的に補えるのか。
工学的に便利な器具を開発するだけでなく、いかに日常に溶け込ませて体や脳の一部として使えるように考え、心豊かに暮らすという研究は、人間が当たり前のように持つ能力の高さを思い知ることにもなる。
便利なだけではない。脳や心との関係をつなげることで、生きるというステージが広がる。



かつて、私は国立小児病院に通ったことがある。
難病の子どもたちが全国から集まる病室の中で5歳の男の子が退院する日、私は、
「やっぱり健康が一番大切だね。退院おめでとう」と言葉をかけた。
彼は、私の顔をじっとみつめ、
「一番大切なのは健康じゃないよ。夢と希望と命だよ」と答えた。
彼が生活していた長い病院の中には、健康はどこにもなかった。

この言葉にハッとした。
とても衝撃的だった。

自分中心のものの捕らえ方、視野の狭さを思い知らされた。
それ以来、命や生きるということに敏感になったように思う。



今回、取材させていただいた中でもドキッとした言葉が耳に飛び込んできた。
目が見えない視覚障害者に対して、目が見える人のことを「晴眼者」と表現されていたことだ。

すごく力のある言葉だと感じた。
目が見える能力を与えられたことに感謝して、もっともっとたくさんのものをしっかりと見つめたいと思う。(伊藤史織)
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by with-triangle | 2010-08-19 11:38 | 日々のできごと

本日の言葉

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朝起きて、部屋の全ての窓を開け、グリーンに水をあげたあと、大きく伸びをしてこの本の思いついたページを開く。

本日の言葉は
「軽やかな心を持つ」

日頃、軽やかな心を持ちすぎて、時々反省するあたしを元気づけてくれる。

まるで「地球ダンサーズ」を肯定するようなお言葉ではないか。

ニーチェと日々親しくなるのを感じる超訳に感謝。
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by with-triangle | 2010-08-18 09:04 | 本:book

劇団MOP東京千秋楽!

昨日、無事、劇団MOP東京千秋楽が終わりました。
後は北海道で3公演、締めの京都での3公演でほんとのほんとの最後です。

office with Triangleを通しても、たくさんの方々にもご覧いただくことができました。
本当にありがとうございました!

この東京公演はまさしく、舞台の醍醐味が随所に盛り込まれ、日替わりのゲストも個性的で、さらにそれぞれの劇団員の役のふくらみが日々広がり、毎日どんどん変わっていく様がとてもおもしろく、その場に立ち会えたことを幸せに感じています。

ご来場いただいたみなさんとは劇団MOPの刺激をともに受け取り、新しいものづくりをしようと作戦会議を計画中。
早く形にして、みなさまにお届けできるようにします!

東京公演の打ち上げはでは、日替わりゲストの方々にもお会いできました。
初めましての久松信美(のぶよし)さんからは、「そして、幕があがる」の本の言葉の感想をいただき、恐縮です。
「おまえはよいこだ!よくがんばった」と頭をなでてもらい、ものづくりや表現することやアートの話からどんどんスケールが大きくなり、我々は何かを表現しながら地球を救うべきだ!と突如、その場にいた4人でユニットを結成しました。

小市さんがライブペインティングで絵を描き、史織がつづった言葉をかっぺいさんが声で表現して、信さんが踊る(?)というパフォーマンス集団の誕生です。

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その名も「地球ダンサーズ」

地球を救うために、かなり長い間ミーティングは続きましたが、内容はまったく記憶になく、、、。
だいたい、頭をなでられた時点ではすでに相当酔っ払っていたように思います。
しかし、証拠の写真がある限り、活動の場を持ち、地球を救うためにがんばります。
最後に団結の証しの拳を高らかに上げ、スイカを食べました。
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その第一弾として、人が正しく生きるためには足元を固めようということで、大地を踏みしめる足の裏を公開。しっかり歩くことが地球を救う!

さてさて、ファンにはたまらないこの足の裏はいったい誰のものでしょう。
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by with-triangle | 2010-08-17 19:39 | そして、幕があがる(演劇)
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窓を開けると聞こえる蝉の声。子供のころ、聞いた声よりトーンが高い。
トーンが高いというのは大きいことではなく、音程が高いのだ。
この場所が高層だからか都会の蝉というのは草食男子のごとくかよわいのか…。

近くのお気に入りの公園に向かうと、木立の影から見る庭園は強いハレーションを起こしながらも美しい風景を作り上げ、蝉の声も誰に遠慮するわけでもなく、太くたくましく鳴り響く。

空を見上げると、ゆらゆらと風に葉がゆれ、波のようにウェーブを作る。
暑い中の散歩もなかなかよい。
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by with-triangle | 2010-08-08 12:29 | ごあいさつ
劇団MOPの最終公演の幕があがりました!

まだ、最後だという実感はわかないのですが、何度見ても新鮮な驚きがあり、今回のストーリーはいろんなことが繋がっていくので、終わった瞬間、あぁ、そういうことだったのかともう一回はじめから観たくなります。

が、舞台は生ものでリプレイするわけにはいきません。
一瞬たりとも逃さぬ勢いで、舞台の隅から隅までしっかりとみてくださいね。

昨日の初日に来てくれたまやちゃんは、途中から涙が止まらず、、、。
そのわけは、自分の仕事と重なり、いろんな思いが渦巻いてしまって、、、。
ものづくりに対する姿勢や、命がけで何かにとり組む姿ということを、改めて痛感したとのことです。

会場内では解散にちなんで、いろいろなグッズが売り出されています。

会場でしか申し込めないMOPの歴史をまとめた写真集&DVDの申し込み受付もありますよ。

それとは別に昨年出版された写真集「そして、幕があがる」劇団MOPとともにという林建次写真集も販売されてます。(こちらは一般の書店でも買えます。)

この写真集は舞台の袖で、出番を待つ一番緊張した場面が写真に収められ、通常ではみられないMOPの皆さんの顔や、マキノさんの演出の裏側を説いた本です。


ぜひぜひ、こちらも手に取ってください!!

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演劇フォトドキュメント
【そして、幕があがる―劇団M.O.P.と共に 】
写真/林 建次   (中の文章は伊藤史織が担当)

長崎出版      価格: ¥ 2,310
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by with-triangle | 2010-08-05 18:15 | そして、幕があがる(演劇)