音律を持たない自由な振動が響きあうトライアングルのようなものづくりの空間へようこそ。


by with-triangle

<   2010年 06月 ( 9 )   > この月の画像一覧

ヤン・ライヒ写真展

今、資生堂ギャラリーのほかにも銀座でチェコの写真展が開催されている。

ライカ銀座サロン ヤン・ライヒ写真展。

a0154299_1439674.jpg


 ヤン・ライヒ氏は、プラハのFAMU(プラハ王立芸術アカデミー)でアートフォトグラフィーを学んだ後、フリーランスの写真家として世界的に活躍。
生まれ故郷であるプラハとボヘミアを大判写真で撮り続けた作品で、現代チェコを代表する写真家として高く評価されている。
この写真展では、彼が撮影したパリの風景14点展示されている。

私のイメージする華やかなパリとはまったく違い、光と影によって構成される画面からは、むくむくと心の呟きが聞こえてきそうだ。

神奈川国際アニメーション映画祭に始まり、資生堂ギャラりーの「暗がりのあかり-チェコ写真の現在展」、そして今回のヤン・ライヒ展でチェコの方々にお会いし、その文化や歴史の一端に触れ、そこから生まれるアートに心揺さぶられる想いがした。

プラハの魅力は底知れない。政治的にも歴史的にも必要とされ、文化を作り、独特の世界観を展開する。
そこに住まなければわからない、人々の細胞に潜む生きるために必要とする力を放出することがアートなのだと痛感した。

残念ながら、来日を予定していたヤン・ライヒさんは2009年11月14日にプラハで逝去され、妻のヤナさんが来日。
レセプションパーティでは、ここで写真展が開催される喜びを満面の笑みで表現し、接客していたヤナさんの姿が印象的だった。(伊藤史織)



ヤン・ライヒ写真展「Paris」

ライカ銀座店サロン
東京都中央区銀座6-4-1

2010年6月26日~2010年8月29日
時間:11時~19時  入場料:無料  休館日:月曜日
[PR]
by with-triangle | 2010-06-27 14:43 | アート:art

夕焼け

a0154299_19511425.jpg

a0154299_1951149.jpg

a0154299_19511430.jpg

同じ時間でも方角の違う窓から外を眺めると、さまざまな空が見える。

仕事の合間のハーブティタイム。
ベランダの小さなハーブ園から摘みたての葉でいただく夕方までの疲れも吹き飛ぶ。

劇団MOP「さらば、八月の歌」の稽古が始まり、先日その初日に伺った。

みなさんちっとも変わらず、ゆったりとした空気や会話はいつもの通り。
いつもと違ったのは台本の仕上がりがぐ〜んと早い!

マキノさんがとてもかっこよかった。

マキノさんが「さらば」という言葉を発したとき、ほんとに今年でさらばになるのかぁとドキッとした。

今回もいろんな展開があり、今日の夕焼けのように同じ瞬間でも、それぞれの観客の目には、さまざまな印象を刻むのだろう。

物づくりの集大成、本番が待ち遠しいような、終りに近づいてほしくないような…。

面白い舞台になることは間違いない。(史織)
[PR]
by with-triangle | 2010-06-23 19:51 | そして、幕があがる(演劇)
かつて、出張先で見つけた天童オルゴール博物館は、とても素敵な場所で、かずあるオルゴール博物館の中でも、また、訪れたいと思っていた場所である。


そして、今年の春、GWを過ぎたにも関わらず、まだ、桜はつぼみのころに訪れる機会を得た。

平屋建て延べ床面積約1000平方メートルの館内では、アヴェ・マリアなどを奏でる1890年ドイツ製の家具調のオルゴール、人形がはしごで曲芸を行うオルゴールなどが“演奏会”を繰り広げ、またストリートオルガン、蓄音機などの音響装置など、オルゴールを含め約100点が展示されていた。

http://www.arsbel-tendo.com/tenji_1.html

今回訪れたときには隣接するレコード館でもゆっくりと音楽を楽しむことができた。
もともと、花を育てる温室に、クラッシック音楽を流すと、花がよく育つということで、贅沢にも大変すばらしいステレオが使われていた。そのオーディオに魅せられた人たちと、時代の流れによって、行き場を失った大切なレコードをどうにかしたいと熱い想いを持った人たちの協力を得て、レコード館として公開されていた。
http://www.arsbel-tendo.com/record.html


その中でもっとも多くを占めたレコードはビートルズ。
名作がたくさん並んでいた。
a0154299_14525782.jpga0154299_14531615.jpg

リクエストすると、快く聴かせてくださり、オルゴールとは別の楽しみも味わえた。

再度、どんなイベントがやっているのかとHPを除くと、「2010年6月13日閉館しました」とあるではないか、、、、。


1ヶ月前にはそんな気配はまったくなかった。
館内の係りの人たちはみな、こよなくオルゴールを愛し、大切に心をこめて演奏し、その心づくしの音を澄んだ空気の中で聴いた人たちは、清らかなオーラを放ちながら帰る。
とても神聖な場所のようにも感じていた。

理由はわからないがとても残念である。

運営する東北パイオニア(天童市)は今後、施設と所蔵品の一括売却先を探す方針とのこと。

ぜひ、新たなスポンサーが見つかることを祈りたい。(史織)
[PR]
by with-triangle | 2010-06-20 15:00 | 発見!:discover!
銀座資生堂ギャラリーで本日からオープンの写真展、『暗がりのあかり』のレセプションパーティに出席。
a0154299_8214057.jpg

雨のふる中反射する光は、銀座の街によく映える。
この写真展のテーマに、ピッタリだ。
くしくもチェコでは、雨がふる事を
「幸運が天から降ってきている」と表現するのだそうだ。



チェコ写真はどれも深く、写真ひとつを通していろんなメッセージを受け取る事が出来る。
歴史、気候、民族。
今まで見ていた写真とは確実に違う何かが映っている。





歓談の中で、出展者の写真家イヴァン・ピンカヴァさん、同時通訳のエヴァ・ミクラス高嶺さんと。
a0154299_6433391.jpg

文化はその場の空気を吸わなければ理解出来ない。
写真を見て、作者と言葉を交わして交換したものが今確かにある。


「暗がりのあかり/チェコ写真の現在」は銀座資生堂ギャラリーにて、8/8まで。
http://www.shiseido.co.jp/gallery/exhibition/


(art coordinator K)
[PR]
by with-triangle | 2010-06-19 01:40 | アート:art
先日少し触れたリビングライブラリーについて、「いったいどういうこと?」とメールをいただいたので、もう少し、詳しくご紹介します。


リビングライブラリーとは、障害のある人やホームレス、セクシャルマイノリティなど、誤解や偏見を受けやすい人々を、「生きている本」として貸し出すというライブラリーです。

私が体験したものは、まず、本(人)の紹介文が書いてあるリストを見て、借りたい本を選びます。
本を貸し出してもらえる時間は決まっているので、予約をします。
1冊の本を1~4人で同じ時間帯に借りることができます。

私は、どの本にも興味があったので、本を指定するというよりは時間的なタイミングで、選びました。

本のある個室に伺うと私以外に3人の読者がいて、本を囲むように座ります。
そして、本である人が、ゆっくりと丁寧にお話を始めてくださいました。

日常では感じ取ることができないことを、淡々と、静かにお話くださり、その人の生きる美しいたたずまいに私は圧倒され、普段あまり意識しない「生きている」ということを深く実感しました。


私も、学校での講演会やワークショップ、トークイベントでお話しすることもありますが、このような形で深々と伝えることは容易ではありません。
まさに、じっくりと本を読むような時間をすごしました。

お話が終わると、読者からの質問を受け付けていただき、トークセッションする時間も、設けられています。

ここで本として、登場してくださる方々は、突き抜けていて、本当に過酷な情況を受け入れ、覚悟を持って生きているということを感じました。
障害や難病を抱えて、ここにいたるまでがとても困難なのだとも感じました。

けれども、それは、障害や難病の苦しみではなく、誰しもが平等に持っている生きるための苦しみや困難でもあり、たまたま、人と違った形で表に現れているのだと受け入れた瞬間から、どう生きるかという道筋が見えてくるのかもしれません。

a0154299_11455231.jpg生きるために人は夢を見る」の本の取材で出会ったボクシングに挑んでいる青年たちも、チャンピオンになるために闘っているというのは表面的なもので、実は、生きるために闘っているのだということを強く感じたように、障害や難病と闘っているのではなく、誰しもが感じている生きるために闘っているということなのだと思います。

生きるって「闘う」なんて言葉がいるほど大げさなものなの?と何気ない日常では思います。
また、生きるって闘うためではなく、喜びを感じたり、楽しむものでしょ?って。

楽しいことばっかり考えている日々の中に、ふと、こういう時間を持つことで、新しい発見があったり、自分の知らない世界が広がったり、ものの見方が深まったり、自分があえて見ようとしていなかった自分自身のことに気づいたり、、、、、。

リビングライブラリーを体感し、そんなことを感じました。
常設ではないのですが、機会があればぜひ、体験してほしいです。  伊藤史織

リビングライブラリーHP
http://living-library.jp/livinglibrary.html
[PR]
by with-triangle | 2010-06-16 11:47 | 発見!:discover!
a0154299_21403567.gif

劇団M.O.Pの最終公演のチケットが6月13日から発売されます。

これが最後!!!!
見逃すわけには行きません。

チケットも発売日にゲットしてください。
詳細はこちら。
http://www.g-mop.com/history/45kouen/press/index.html

「そして幕が上がる」の本もあわせてご覧ください。
3年間密着したフォトドキュメントで史織が書いてます。

a0154299_21453238.jpg

[PR]
by with-triangle | 2010-06-07 21:46 | そして、幕があがる(演劇)
資生堂ギャラリーで、2010年6月19日(土)から8月8日(日)まで、「暗がりのあかり チェコ写真の現在」が開催されます。

先日は神奈川国際アニメーション映画祭に参加させていただきましたが、チェコって本当に魅力的な都市です。

海外にただ、観光に行くだけでなく、文化や歴史的背景をしることによって、より深く楽しめると感じました。

海外を知ることによって、また日本を見直すこともできます。

ぜひ、ご来場ください。

展示のお知らせ
http://www.shiseido.co.jp/gallery/html/upcoming.htm

ギャラリートークイベント
http://www.shiseido.co.jp/gallery/event/html/index.htm

中欧文化とチェコ的精神
http://www.interarte-eo.com/czech_saigo.html
[PR]
by with-triangle | 2010-06-07 16:50 | お知らせ

女子ライターの会

女子ライターの会に行ってきました。

これがまた、すごいんですよ。
ライターって、奥深く、好奇心の強さバリバリで、みなさまいろんなジャンルで活躍されていて、個性はぞろい。

探究心旺盛で、発想も突っ込みどころも鋭く、あっという間の3時間でした。

集まったお食事どころも謎の館で、とっても素敵なマダムのお料理をいただきながら、元気の元をたくさんいただきました。

あぁ、あんな話もこんな話も、ここには書けない内緒話(?)は、とてもおもしろくて、女子はこんなこと考えてるんだと新たな発見も多数。

女子会って、パワフルでエネルギッシュで、いろんな刺激をいただきました。
[PR]
by with-triangle | 2010-06-06 10:43 | 日々のできごと

東大リサーチキャンパス

a0154299_17273110.jpg

東京大学リサーチキャンパスのオープンセミナーのDMには何やら興味深い項目がたくさん掲げられ、のぞきに行った。

貸し切りバスでやってくる地方の私立中高生やそれぞれの分野で活躍されている年配の方々や犬の散歩がてらにエコバック片手の家族や綿菓子を頬張る小さなこどもたちもいて、とてもにぎやか。
太陽光エネルギーや都市再生における建築、水の知の最前線など、どの研究室に行っても、丁寧にとても解りやすく、説明され、いろんな発見ができた。

水文学(ミズブンガク)!?とはどんなジャンルの文学かと思えば、天文学と同じように水文学(スイモンガク)といって水の成分や性質における様々な研究だった。

また『様々な経験を持つ当事者を「生きている本」として貸し出します』というリビングライブラリーというシステムに驚いた。
読み手は本を借りることで30〜45分間、語りべである本(人)と対話することができるシステムだ。

貴重な体験をする時間を与えられた。

ほかにも小学生が対象の理科教室があった。実はこれに参加したかったのだが、さすがに小学生のふりはできなかった…。
[PR]
by with-triangle | 2010-06-05 17:27 | 日々のできごと