音律を持たない自由な振動が響きあうトライアングルのようなものづくりの空間へようこそ。


by with-triangle

ART Maket 作品のコンセプト

ギャラリーに入って、史織がMCCOYの作品の途中を見て、はっとした。

史織は「原稿読んだ?いや、今出来上がったばかりだし、、、。Kもさっき目を通したばかり。う~ん、、なんでわかったんだろう。」と驚く。

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くるくると回る円と突き抜けるような直線。
闇に光を放ちながら、どこかへ向かっていく。

事前の打ち合わせで、色について1色だけ決めてから描こうと話し合った。

しかし、Kのコンセプトが出たとき、MCCOYと史織ならそれを表現する感性や方向性がぴったりと合うに違いないと確信していた。
結局、それぞれが思うがままに、コンセプト以外の打ち合わせなくイメージを膨らませた。

Kが創ったテーマは「覚悟とそれをもって突き進んだ先にある喜び」

コスモスレーンギャラリーはコスモス通りにある。
コスモス通りとは、東京大学駒場キャンパスの裏を通り、渋谷区と目黒区の区境となる道路で、かつて東大の宇宙科学研究所のある通りということで宇宙を示すコスモスという名称がつけられた。
その通りにあるコスモスレーンギャラリー。
緩やかな坂の上にあり、まっすぐに伸びる道は空に続く滑走路のようにも見える。

宇宙に向けてこの通りとまだ見たことのない世界とをつなごうとした人々が通った道。
今は最先端技術研究所という場所になり、新しいものづくりの場所となっている。

私たちはこのコスモス通りにちなんで、未知の世界に挑戦するときの覚悟とそれを貫いたときの喜びを表現したいと感じた。

「立ちはだかる壁もある、乗り越えられない困難にも遭遇するかもしれない。
ひりひりとするような恐怖と痛みをを抱えながらそれでも前に突き進む。
コスモス通りとはそんな想いを抱えた人々の往来の場所であることを意識して、そこにあるコスモスレーンギャラリーから、生きていくために必要な想いを発信しよう」とKはMCCOYと史織に熱く語った。3人の打ち合わせはそれだけだった。Kの想いの強さにさらに、ふたりの想いを重ね、私たちもまだ体験したことのない作品作りに挑んだ。

震災の前に掲げたテーマだが、このコンセプトに基づいた作品が今の大変な状況にある日本に少しでも勇気や元気が湧き上げることを願う。
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by with-triangle | 2011-03-29 08:40 | アート:art