音律を持たない自由な振動が響きあうトライアングルのようなものづくりの空間へようこそ。


by with-triangle

鉄道廃線浪漫 Oプロジェクト

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先日、スタッフYから「今、向かってます」とのメールあり。
ふふふっ、日ごろから天然系のYくんのことだから、誰かと間違えてめーるおくってきたなぁ~と、のんきに「どこに~?」と返信すると、「Oプロジェクトのイベントに!」というではないですか!?

ちょうど雨でイベントの仕事が中止になったばかりであわててそちらへ向かった。

Oプロジェクト・黒沢さん(音楽制作)との出会いは、今から4年前、友人の建築家に誘われ、新宿ゴールデン街の写真展に行ったときのことだった。

写真展のテーマは「軍艦島」http://www.gunkanjima-odyssey.com/
そこで偶然居合わせた黒沢さんにお目にかかった。「軍艦島」の予備知識なく訪れたので、黒沢さんのお話はとても興味深く、Oプロジェクトが映像を制作していることを知り、「せっかくだから、みんなも見たいよ、きっと!上映会企画するのでやってくださいよ」と話はトントン拍子で進み、下北沢で開催することになった。
Oプロジェクト初イベントのコーディネーターはあたしなのだ!
(すみません、ちょっと言ってみたかっただけです。もちろん、みなさまのおかげです。)
おまけにあのときのイベントの来場者との再会もあり、あたしの名前まで覚えててくださったことに感謝。
そういえば、WTのスタッフKともこのイベントでの出会いをきっかけに、現在に至る。

軍艦島は廃墟というよりは、それはまるでワンダーランド。
アートや文化としてとても興味深いものだった。

今回はOプロジェクトの新作DVD発売を記念してのイベントが開催された。
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「鉄道廃線浪漫」は10年以上にわたる取材をされていて、ドキュメンタリーというより、VJのような映像としても楽しめたり、ナレーションや、コメンタリーなども切り替えの工夫もされていて、鉄道や廃墟にこだわらず、美しい映像としても楽しめる作品だ。
ありのままを伝えるのではなく、その場所で、彼らが感じたことを映像にするという手法は、どんどんそのイメージを膨らませることができた。

もちろん、廃線や廃墟に対する思い入れもすばらしい。
会場には、女子も多く見られた。
女子の中には、主婦の方もいて、「今日は、子どもをパパに預けてきました」という声も聞いた。

いくつかのテーマから成り立っている映像の、特に「共存」というテーマが気になった。
廃墟は、年月とともに朽ちて風化し、危険を伴う。
安全に保存するには費用もかかり、いずれは撤去される。

建物の役割が終わり、廃墟となる。
廃墟になってそこにのこっている時間は「みそぎの時間」だと黒沢さんは言う。
その廃墟を見て、人は何を考えどう思うのか。

私は想いをめぐらせ、そこに住まう人々や、建築としての構造や、朽ちてゆく中で、最後まで息づいているものの意味を考える。

アートとして以外にも歴史や文化や人々の暮らしやその時代をリアルに掘り起こすことができる。
そして、何が必要なのか、何が大切なのかを見極める。

この日、出会った人たちとの会話は、とても熱く、パワフルだった。
物事に熱中し、それを発信していく。
いろいろな表現方法を駆使して自分がすばらしいと感じたものをいろんな人々になんとしてでも届けたいという西田さん(構成担当)の情熱や、生まれ育った北海道の大自然との関わりを活かし、インダストリアルネーチャーという視点で見た大西さん(映像担当)。

ものづくりの原点はただ発信するだけでなく、こうして交換し、育て上げていくのものなのだと実感した。

出会えた人々に感謝。
Oプロジェクトの活躍に乾杯!(史織)
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by with-triangle | 2010-03-10 01:36 | アート:art